あっという間にもうすぐ小学生。
手厚かった保育園、幼稚園での扱いから、自立した小学生になるのは、とても大きな変化です。
「一人で歩いて通学なんて、本当に大丈夫?」
「引っ越してきたばかりだけど、お友達できるかな…」
心配事は尽きませんよね。
通学路の確認とあわせて、入学前の年長のうちに身につけておきたい「勉強って楽しい!」という気持ちの大切さ。
この記事では、今年小学校に入学した娘を持つ私が、周りの情報と経験をまとめてお伝えします。
子ども自身にとっても環境が大きく変わる一年生を、楽しく迎えましょう!
親が不安に思う気持ちは、子どもにも伝染する
春から小学校入学なんて、心配ばっかりだわ
朝なかなか早く起きられないのに、一年生になって大丈夫かな
親の不安を、そのまま口にしていませんか?
「親の心配な気持ち」を聞いている子どもは、小学校に対してネガティブな気持ちを持つようになります。
年長さんが入学を楽しみに思える声掛けを
不安な気持ちを、子どもの前では出さないように気をつけたいです。
気になる心配事は、子どもがいない時に話すことをおすすめします。
本人には、一年生になったら、こんな楽しいことがあるんだよ、というポジティブな声掛けが理想です。
ランドセルを背負って、自分で歩くなんてお兄さんだね
早起きして、お友達と元気に学校に通おうね
不安の種を一つ一つ取り除こう
幼稚園から小学校という大きく変わる環境へ、子ども自身も不安を感じていることがあります。
新しい環境に飛び込むのが、少し苦手な子もいますよね。
通学路を一緒に歩いてみたり、YouTubeで小学校の様子を見てみたりして、不安を一つ一つ取り除きます。
そして、時間がある年長さんのうちに、一年生につながる「勉強を楽しめる」姿勢を、身につけておきたいです。
「勉強って楽しい」と思えたら、学校も楽しみになるはずです。
\時間がある幼児のうちにやっておきたいことをまとめました/
一人で登下校、大丈夫?
小学生になったら、毎日歩いて通学です。
学校までの距離がある場合、ちゃんと歩けるか、心配になりますよね。
親としても、このご時世に一人で通って、本当に大丈夫か不安に思います。
GPSをつけても、誘拐の危険はなくなりません。
不安があるうちは、毎日付き添いでOK
小学生になって、送り迎えするなんて過保護かな?
と気にする保護者は、結構います。
小学校の門まで、最後の交差点まで、手前の道までなど、お子さんと相談して決めるといいでしょう。
直前まで幼稚園児だったお子さんに、はい!4月からは一人でね!と無理させる必要はありません。
自信がついて、来なくていいと言われるまで、可能であれば付き添ってあげましょう。
絵本で性教育→子どもに知識をつけてあげる
親の方が、子どもを一人で通学させることに不安を持つ場合もありますよね。
また、誘拐や性犯罪といった凶悪事件に巻き込まれることもあります。
我が家では、絵本「とにかくさけんでにげるんだ」を、読み聞かせてきました。
大事なのは、「嫌だと思ったら、逃げること」。
また、他にも、性教育に役立つ絵本がいくつかあります。
巻き込まれてからは遅いので、ちゃんと知識をつけてあげたいです。
友達作りは焦らず、長い目でみる
小学校では、友達をたくさん作ってほしいと、私たち親は思います。
引っ越してきて間がないとか、学区外の保育園に通っているとかだと、友達ができるか心配になりますよね。
学校で過ごす時間とともに、仲良くなれる
私自身が一年生になった時、同じ保育園から入学したのは私ともう一人の男の子だけでした。
入学式の写真を見返すと、一緒に写っている友達は、その男の子一人だけ。
クラスも離れ、同じクラスには誰も知っている子がいない状態でした。
でも、いつの間にか友達ができるんですよね。
学校で毎日一緒に過ごしていると、仲が深まります。
「友達できた?」と毎日聞かないで
学校から帰宅した子どもに、「友達できた?」と、つい聞きたくなります。
が!それがプレッシャーになることがあるので注意です。
友達って、どこで線引きできるのでしょう。
一度話したことのあるクラスメイトなら、友達だと認識する子。
何回も何回も話して、一緒に遊ぶぐらいにならないと、友達だと思わない子。
友達の定義は、人それぞれですよね。
もう十分「友達」と呼べる子がいるのに、あらためて聞かれると、「友達は…いない」と思ってしまうかもしれません。
「学校どうだった?」と、話しやすい問いかけで聞くのが理想ですね。
むしろ、いじめ側に回らないような指導が大事
親としては、仲のいい友達ができるかが、どうしても気になります。
でも、一年生のうちから教えてあげてほしいのが、いじめはダメだということです。
我が家で徹底して教えているのは、この2つ。
「自分がされて嫌なことは、他の人に絶対にしないこと」
「嫌だと言われたことは、すぐにやめること」
軽くからかっただけのつもりでも、相手が傷つくことなら、してはいけません。
思春期に入る前に、人付き合いの基本を教えてあげたいですね。
勉強って楽しい!と思える一年に
これから、勉強が始まる一年生。
その最初に「勉強って楽しい!」と思えるかどうかが、今後を左右します。
勉強は、親や大人に強制されてする、嫌なものだと思うか。
新しいことを学べる、楽しいものだと思うか。
興味を持って楽しんで学んだことは、しっかり身につきます。
親なら誰もが、ちゃんと勉強してほしいと思いますよね。
宿題をいつやるか、子どもと一緒に決める
小学生あるあるなのが、「宿題やったの?早くしなさい!」と親が怒ってしまうことですね。
一年生の最初のうちは、そんなに多くの宿題は出ません。
少ないうちに、宿題にスムーズに取り掛かれるよう、習慣化できると楽です。
親としては、帰宅後すぐに取り組んで、早く終わらせてほしいもの。
「いつ宿題をするのか」を、本人に決めさせるのがいいです。
我が家では、宿題に限らず、遊びに夢中になっている時も、自分で終わりを決めてもらいます。
タブレットゲームでも、「あと何回」や「ここまでクリアしたら」など、自分で終わりを決めると守れます。
国語力をつける→教科書がわかる→楽しい
入学当初は簡単なひらがなや数字から始まる勉強も、段々と複雑になってきます。
二学期からは漢字も始まり、進度も早くなります。
学校の国語の問題は、感覚で解けちゃう。
算数の文章題も、何も迷うことがない。
国語力があれば、教科書の内容がすんなりと頭に入ります。
教科書が分かり、学校の授業が理解できれば、楽しく勉強できますよね。
「勉強って楽しい!」と思えるように、年長の今から国語力を伸ばしていくことをおすすめします。