子どもには色んな経験をしてほしいと、皆さん習い事をさせますよね。
「入学前の年長さんは時間があるけど、何の習い事がおすすめ?」
せっかくお金をかけるのだから、無駄になる習い事はさせたくないです。
この記事では、小学生と幼稚園児を育てる私が調べた、「やらせておけばよかった、習わせておけばよかった習い事」と「無駄だった習い事」をまとめています。
限られた時間とお金を有効に使って、子どもの成長に繋がる習い事を選びましょう♪
習い事をする目的とは?
そもそも、なぜ習い事をするんでしょうか?
「イイな」と思って始める習い事ですが、そこに明確な理由はありますか?
目的をもって習い事を始めよう
- 楽譜がある程度読めて、両手でピアノが弾けるようになってほしい
- 小さいうちから英語耳を育てて、授業で困らないようにしたい
- クロールで25m泳げるようになってほしい
など、その習い事をすることで、どういう風になってほしいか、具体的な目的を持つべきです。
女の子はバレエだよね
→一度かわいい衣装を着て発表会に出たら満足?
計算は鍛えておいた方が良いんだよね
→学習塾で分数、少数まで終わらせればOK?
小6レベル終了まで?
「なんとなく良さそう」で始めてしまい、辞め時が分からずズルズル続けると、無駄になりがちです。
目的を達成したら辞めてOK
目的を決めて習い事を始めても、子どものやる気が無くなってしまうこともあります。
その時にどこまでさせるかは、家庭の方針しだいです。
基本的には、本人の気が進まない習い事は、無駄になることがほとんどです。
潔く辞めてしまうことをオススメします。
また、ある程度やる気を持って習い事に通い、考えていた目的を達成できたなら、辞めてしまっていいんです。
よくあるのが、こういうケース。
クロールで25m泳げるようになってほしいと考えていたけど、なんとなく続けて、選手コースまで入った。
速く泳げるようにはなったけど、特別才能があるわけでもないのに、スイミングにお金をかけすぎた。
4泳法習得時点で辞めて、違うスポーツもやってみれば良かった。
この場合の「無駄」は、進みすぎた選手コースでの時間とお金です。
クロールだけ、もしくは途中で方針転換をして、4泳法(クロール、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライ)を習得したら辞めて良かったんです。
選手コースの時間とお金を、例えばテニスに使っていたら、また違う能力が開発されていたかもしれません。
やらせておけばよかった習い事4選
「やらせておけばよかった」とよく思われる習い事は、この4つです。
書道/習字
子どものうちも、大人になっても、字が綺麗な人は一目置かれますよね。
大きくなっても雑な字を書く子どもを見て、「習字をさせておけばよかった」と思う親は、たくさんいます。
また、習字は出来ていたのに、普段のノートは汚いという子もいるので、硬筆を習うのも良さそうです。
スイミング
やっぱり、学校の授業で困らないように、「クロールは出来るようにさせておけばよかった」という意見が多いです。
私は地元の公立小中と通い、高校は公立の進学校に進みました。
そこで驚いたのが、泳げない子の少なさです。
地元では何人もいたのに、進学校だと25m泳げない子がクラスに一人だけでした。
意識の高い親御さんは、みんなスイミングさせているんだと感じた出来事です。
ピアノ
「簡単な楽譜は読めるようにしておけばよかった」ということですね。
スイミングでも書きましたが、私が通った公立進学校では、ピアノを含めた何かの楽器を弾ける子ばかりでした。
音楽の授業で、私はリコーダーしか吹けず、恥ずかしい思いをしたものです。
英語
小学校から英語の授業が始まり、私たち親世代が中学校で習った内容が、小学校におりてきています。
「英語なんて学校で始まってからでいいよね」と思っていたら、クラスメイトと初めから大きな差が…。
「苦手意識がつく前に、英語に親しませておけばよかった」と思う親が増加中です!
無駄だった習い事3選
時間もお金も「無駄だった」と挙げられる習い事は、この3つです。
スイミング
「最低限泳げるようになれば十分だったのに、ダラダラと続けてしまった」
「子どもが嫌がっていたけど連れて行き、あまり身につかなかった」
「体力がつくと聞いて始めた、週1やるだけでは何も変わらなかった」
スイミングは、「やらせておけばよかった」と思われる反面、「無駄だった」という意見も多くあります。
子ども本人のやる気は必須で、どこまで身につけたいのか、目的を持ってスイミングを習うべきですね。
学校のプール授業が減り、昔ほど泳げなくても大丈夫だという声もありますよ。
ダンス
私たち親の時代にはあまり無かった、ダンスの習い事。
リズム感がつくようにと、させる親が多いですよね。
子ども本人の強い希望が無ければ、わざわざ習わせる必要は無さそうです。
学習塾
小さいうちに、速く計算が出来るようにする必要はありません。
本質をよく考えるという経験に重きを置かないまま、「速く速く」で解けるようになる訓練を重ねるのは、良くないのです。
特に今は、深くじっくり考えるという、思考力を伸ばす方が良い時代です。
「幼いころから学習塾に通ったのは無駄だった」という意見が見受けられます。
「周りが通っているから」「昔からみんな通っているから」という理由で、安易に選ばないように、気を付けたいですね。
習い事を成長に繋げよう
わざわざ時間とお金を使って習い事をするのだから、子どもに成長してほしいですよね。
そのためには、なんとなく始めて続けるのではなく、明確な目的を持つことが大切です。
イヤイヤやる習い事は無意味
中でも、子ども本人がやる気を失っているのに、無理に続ける習い事に、ほとんど意味はありません。
続けさせたい習い事なら、やる気を持たせるように工夫しなければいけないし、やる気を持たせられないなら、潔く辞めた方が良いです。
「何をどこまで身につけるために習い事をするのか」しっかり考えて、貴重な時間とお金を使いたいですね。