「もう年長だけど、ひらがなが全然読めない」
「小学生までに、ひらがなは読めた方がいいよね?」
文字の読み書きを習うのは一年生からですが、入学前に出来ている子が多いのも事実。
遊びの中で、楽しくひらがなに触れていくのがおすすめです。
6歳と3歳の2児を育てる私が、自身の経験とママ友の話を交え、入学前のひらがな対策をお伝えします。
無理なく、自然にひらがなに取り組み、小学校入学の好スタートを切りましょう♪
年長でひらがなは読めるべきなのか
文部科学省で決められているのは、小学校1年生からひらがなを学ぶということです。
つまり、公式的にはひらがなを読めない・書けない状態で入学しても、問題ありません。
年長の○%がひらがなを読める
ベネッセ次世代育成研究所「第1回幼児期から小学校1年生の家庭教育調査報告書」より、年長のほとんどがひらがなを読めることが報告されています。
男子で92.1%、女子で97.7%が「かな文字を読める」のです。
自分の名前は読めるようにしておく
また、「自分の名前を読める」のは、男子97.9%、女子99.1%となっています。
ほぼ全員が自分の名前を読める状態で、入学していることが分かります。
保育園や幼稚園でも、自分の名前を目にする機会は多いですよね。
自分の持ち物や置き場所が分かるように、最低限名前は読めるようにしたいですね。
ひらがなに興味を持たせるには
とは言え、ひらがなに全く興味を持たない子もいます。
その子にとっては、文字なんてどうでもいいんですよね。
興味を持てば覚えるんだろうけど、その興味をどう持たせたらいいのか?
おやつの袋やメニューを一緒に読んでみる
よく食べる、大好きなおやつ。
そのパッケージに書かれている文字を、一緒に読んでみるのもおすすめです。
“やさい”って書いてあるね。○○ちゃんの“さ”だよ。
“たべっ子どうぶつ”は一文字だけ漢字なんだよ。どれだと思う~?
レストランに行ったときには、メニューの文字を指さしながら、読んであげるといいですね。
絵本の読み聞かせを習慣にする
幼稚園に入る前は、よく読み聞かせていた絵本。
年長の今も、読み聞かせを続けていますか?
何度も繰り返し読んでいると、一部のページを覚えて暗唱できるようになります。
わざわざ暗唱させる必要はありませんよ。
本人が嫌がらない程度に、たまに文字を指で示しながら読んであげると、ひらがなを覚えやすいです。
我が家は、毎日寝る前の読み聞かせを習慣にしています。
小学校に入ると、英語やプログラミングという新しい学習も気になってきますよね。
でも、算数でも、どんな科目でも、国語力がしっかりしていないと、話になりません。
絵本の読み聞かせを習慣にして、本を楽しめる子に育てたいです。
ひらがなを覚えるゲーム
こうして、数文字だけでも読めるひらがなが出来てきたら、後はゲームで覚えてしまうとラクです。
ひらがなカルタ
アナログなゲームとしては、定番のかるた。
乗り物が好きなら、消防車が出てくるのりものカルタにするなど、好みで選びます。
最初から全部並べると多いので、簡単なひらがな(し、つ、いなど)を中心に、15枚ぐらいから始めると楽しみやすいです。
ひらがなアプリ
今は、便利な無料アプリもたくさんありますね。
有料ですが、「ひらがな覚えよう!国語海賊」は、直感的に使いやすいアプリです。
まずは、ひらがなに親しんで読めるようになることが目的。
間違えても、書きに注力したアプリは選ばない方がいいですよ。
それでもひらがなに興味を持たない場合
商品やメニューのひらがなを指し示しても、絵本を読み聞かせても、ゲームにも、興味を持たないかもしれません。
入学前に突然読めるようになることもありますが、もし読めずに入学になっても、それならそれでいいんです。
入学後に興味を持てばすぐ覚える
興味を持つような働きかけをしたけど、本人に全く興味がない場合。
それは、まだその子のタイミングではないということです。
本人がひらがなに興味を持ち、覚えたいと思ったら、すぐ覚えます。
入学して周りの友だちがみんな読めていたら、自分も読みたいと思うでしょう。
時間のある年長の今、しておきたいこと
幼稚園の年長さんは、時間があります。
宿題も、やらなければいけないタスクもなく、親が管理できる範囲が大きいです。
小学生になる前の貴重な時間を、何に使うべきか?
習い事はどうする?勉強もさせた方がいい?それよりも遊び?
このゴールデンタイムを上手く使って、スムーズに小学校生活を始めたいですね。