「年長なのに、一人で遊んでばかり。大丈夫?」
子どもがあまり周りのお友達と遊ばずに、一人遊びばかりしていると気になりますよね。
親は、たくさん友達を作って仲良くしてほしいと願うものです。
気の合う友達が周りにいないだけかもしれないし、気に病む必要はありませんよ。
私は7歳と4歳を育てていますが、上の娘はお絵かきなどの一人遊びが大好きでした。
この記事では、一人遊びばかりの子どもが気になる方へ、対応の仕方をまとめています。
「みんなと遊びなさい」など、遊び方を強要しないように気をつけて!
一人遊びができるというのは、自信を持っていることの表れでもあるんですよ。
5,6歳(年長)の遊び方とは
年長さんになると、友達同士でのおしゃべりが上手になってきます。
理解力が上がり、記憶力も良くなり、想像のお話をすることも出来るようになりますね。
また、友達との関わり方も上手になり、自分の経験を活かして他の子の感情を想像します。
自分なりに考えを巡らせたり、友達と話し合いながら遊ぶことが出来るようになります。
みんなとも遊べるし、特定の仲良しもいる
気の合う友達とばかり遊ぶこともあれば、他の子どもたちとみんなで遊ぶこともあります。
我が家の娘は、毎日のようにAちゃんBちゃんと遊んでいたかと思ったら、数か月後にはCちゃんDくんとよく遊ぶようになっていました。
一人で遊ぶのが好きな子もいる
もちろん、一人で遊ぶのが好きな子もいます。
レゴを組み立てるのが好きな子も、一人で集中して遊ぶでしょう。
我が家の娘は、お友達の家で集まる時も、いつでも紙と鉛筆を持って行っていました。
お絵描きが大好きで、みんなが追いかけっこを始めても、描きたい気分なら一人黙々と机に向かっていましたよ。
子どもには個性があることを忘れずに
私たち親は、個性が大事!なんて言いながら、「普通」や「みんなと同じ」を求めてしまいますよね。
自分の子どもには、苦労せず幸せに生きていってほしいと思うからこそ、つい忘れがちな個性を大切にしたいです。
外交的な子も内向的な子もいる
外交的な方が得することが多い世の中だから、一人遊びばかりしていると気になるんですよね。
お友達とうまくやっていけない子になるんじゃないか…
小学校、中学校と上がっていっても、このままだったらどうしよう
なんて思ってしまって。
でも、大人となった今、周りの人を思い浮かべてみて下さい。
外交的な人がいる一方で、もちろん内向的な人もたくさんいますよね。
今、お友達とあまり遊ばないからといって、一生人付き合いが下手かというと、そんなことは無いはずです。
他の子と比べる機会がない
みんな、自分の子しか育ててないから、なかなか他の子と比べる機会がないんですよね。
特に一人っ子や兄弟が少ないと、みんな違うんだっていうことを実感することが少なくなります。
Aちゃんは活発で、お行儀も良い
Bくんはいつも優しくて、ハキハキしている
なんて、他の子の良い部分ばかり見えてしまうんですよね。
お家でどんな過ごし方をしているかは見えないし、本当のところはどうなのかなんて、分からないのに。
人はそれぞれ違って当たり前なんだから、自分の子がみんなとあまり遊んでなくても、深く気にする必要はないんです。
子ども本人が選んだ遊び方を尊重しよう
今日は誰と遊んだの?
もっとみんなと遊んだら?
一人で遊んでばかりなのが気になっても、一番やってはいけないことがコレ!
みんなと遊ぶことを強要してしまうことです。
遊び方にケチをつけられるのは嫌
自分に置き換えて、考えてみて下さい。
例えば、あなたが私のような主婦だとして、夫からこう言われたらどうですか?
今日はスーパーで買い物したの?
車より自転車の方が運動になるんじゃない?
もっと運動したら?
いやいやほっといてー!!ってなりますよね。
お米も日用品もまとめて買うんだから、車の方がいいに決まってるでしょー!!って。
子どもだって、自分で考えているんですよ。
自分がこれをしたいなって選んだ遊び方を、親がいつも否定してきたらどうですか?
絶対嫌だし、親に余計なことを話すのはやめようとかも、思うかもしれないですよね。
親ができるのは環境を整えることだけ
もちろん、本人はみんなと遊びたいのに仲間はずれにされているとか、意に反して一人で遊んでいる状況なら、変えてあげたいです。
でも、子ども本人が望んで、一人で遊ぶことを選んでいるなら、親が無理にみんなと遊ばせる必要はないですよね。
親ができるのは、子どもが楽しく過ごせるように環境を整えてあげることだけ。
一人で集中できる良さを伸ばす
そもそも、一人遊びが得意って、すごいことなんですよ。
だって、一人でそれだけ楽しく過ごせるってことだから。
自分の中に確固たるものがあって、好きなことをしたいから、一人で遊びたいわけです。
頭の中でぐるぐる思いをめぐらせて、あれやこれやと想像する力が伸びますよね。
興味を持ったことには、集中して深掘りする力があるはずなので、その良さに着目して伸ばしていきたいですね。
一人遊びができることに自信を持とう
「一人で遊んでばかり」と、不安になる必要はないんです。
集中力や想像力が豊かで、周りのお友達より考える力もついているのかもしれません。
気の合うお友達がいないだけとも言えますよね。
一人遊びができるというのは、自分だけで楽しい時間を作り出せる、すばらしいことなんですよ。
心配することなく、思考力を伸ばす一人遊びを見守っていきましょう。