「年長になって、周りの子はどんどんひらがなが読めるようになってきているのに、うちの子は全然興味がない…
入学までに読めそうにないけど大丈夫?どうしたらいいの?」
一年生で授業についていけなくなるのではと、心配になりますよね。
でも、興味がないということは、少なくとも今が覚えるタイミングではないということです。
娘は現在一年生ですが、入学時にひらがな全部が読めない子は意外といましたよ。
この記事では、ひらがなに興味がなく、覚えようとしない年長さんが、入学までにすべきことについてまとめました。
ずばり、「絵本の読み聞かせ+書く力を伸ばすこと」です。
無理強いして嫌いになってしまわないように、ひらがなへの道を作ってあげましょう!
ひらがなをあえて教えない方針もある
文字を覚えるのは遅い方が良いという方針で、入学前にひらがなをあえて教えない人もいます。
ひらがなに触れる機会を与えても興味を持たない場合、無理に覚えさせなくても良いのではないでしょうか?
文字が読めないことによるメリット
絵本の読み聞かせ時、文字が読めない子は、絵を読んでいます。
絵を隅々まで見て、「こんなところに気づくの?!」と驚くほど細かい描写を見つけることもありますよね。
視覚から様々なことに気づく機会を、長く得られるメリットがあります。
ひらがなを学ぶのは一年生から
文部科学省で決められているのは、一年生でひらがなを学び始めるということです。
幼稚園や保育園は義務教育ではないし、年長のうちにひらがなが読めないといけないなんてことは、全くありません。
ただし、自分の名前だけは、入学前に読める(分かる)ようにしておきたいです。
絵本をたっぷり読み聞かせよう
ひらがなに興味がなくても、絵本の読み聞かせを続けたいです。
上でも述べたとおり、絵から様々な情報を読み取って分析し、考える能力が高まります。
耳からたくさんの語彙をインプットする
自分の目で読むことは出来なくても、読み聞かせをしてあげることで、耳からたくさんの言葉をインプットすることができます。
これは、文字が読めるようになって、文字とイメージとが結びついた時、一気に語彙力が高まることが期待できます。
今ひらがなを覚えようとしないからといって、絵本を与えることを諦めないで下さいね。
文字を読む以外のことを伸ばしてあげる
いずれ、小学校に入学して興味を持てば、文字はすぐに覚えられるでしょう。
今は、本人の興味が向かない文字の学習は一旦置いておいて、「本って楽しい」と思えるように絵本を見せてあげたいです。
一度文字を覚えたら、もう文字を知らなかった世界に戻ることは出来ませんよね。
運筆やお絵描きで書く力を育てよう
入学後に困らないようにという観点で、書く力を育てておきたいです。
もちろん、ひらがなに興味がないので、直接ひらがなを書く練習はやめておきましょう。
きれいな文字を書くには筆圧が必要
一年生になって、いざ、文字を書く時、適度な力を込めて鉛筆を使う必要があります。
また、市販の幼児のワークでは、文字を書く前に「運筆」という迷路やジグザグの線を書く練習をします。
きれいにひらがなを書くには、力をコントロールして鉛筆を動かすことが大切になります。
書く力があれば、あとは興味を待つだけ
そこで、書く力をつけるために、今は運筆やお絵描きをしたいです。
書くものは、何でも構いません。
しっかり書く力が備わっていれば、一年生になって必然的に文字に興味を持つだけで、練習して書けるようになっていきますよ。
目先の「ひらがな」にとらわれないで
どうしても、ひらがなを覚えようとしないことに着目してしまいますが、どうせ小学校に上がれば覚えるんです。
興味を持った時に最大限の効果が出るよう、「絵本の読み聞かせ+書く力を伸ばすこと」を大事にしたいです。
今できること、すべきことにフォーカス
時間のある年長のうちにすべきことを意識して、小学校での学習につなげていきたいです。