【最新】5歳児に就学前教育プログラムを文科省が作成!いつから?何をすべき?

文部科学省、幼児教育スタートプラン、いつから?何すべき?
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文科省が、「小1プロブレム」の解消を目指し、幼児教育スタートプランを作る方針を決めました。

「どんなプログラムなの?いつから始まるの?これから親がすべきことは何?」

小学生と幼稚園児を育てる私が、気になる教育内容を調べました!

まり

日本の教育も、良い方向に徐々に変わってきていますよ。

全ての年長児がスムーズに小学校になじめ、有意義な教育を受けられるように願っています。

目次

年長児向けの共通教育プログラム

文部科学省は、いわゆる「小1プロブレム」の解消を目指して、5歳児(年長児)向けの共通教育プログラムを作る方針を決めました。

2022年度からモデル事業を始めた後、2023年度以降に全国へ普及させたい考えです。

小1プロブレムとは…

小学校第1学年の児童が学校生活に適応できないために起こす問題行動。また、こうした不適応状態が継続し、クラス全体の授業が成立しない状況に陥っていることをさす場合もある。小学校入学直後、遊びから学びに生活の中心が変わり、幼児教育から小学校教育へ指導が一変する段差を乗り越えられないために起こる問題とされる。精神的な幼さから小学校での集団行動がとれず、その混乱を解消できないまま、教師の話を聞かない、指示に従わない、一定時間を静かに過ごすことができない状態に陥り、授業中かってに歩き回る、教室から出て行ってしまうなどの行動がみられる。

コトバンク

3つの教育プログラム

今回検討されている幼児教育スタートプランでは、「ことば」「情報活用」「探究心」の3つの能力を育成します。

幼児期の教育は、生涯にわたる人格形成に極めて重要なものです。

生活や学びの基盤を育む、質の高い教育を受けることができるように、取り組みが進められています。

ことば

(例)絵本の読み聞かせやゲームなどで語彙を豊かにする。

情報活用

(例)遊びながらタブレット端末などに触れる。

探究心

(例)身の回りの疑問について話し合う。

育成を目指す3つの力

幼児の段階で、非認知能力を培うことを目指し、小学校での学習に結びつけます。

2018年に、「幼稚園教育要領」「保育所保育指針」「幼保連携型認定こども園 教育・保育要領」が改定されました。

幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」が10個挙げられています。

幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿

  • 健康な心と体
  • 自立心
  • 協同性
  • 道徳性・規範意識の芽生え
  • 社会生活との関わり
  • 思考力の芽生え
  • 自然との関わり・生命尊重
  • 数量や図形、標識や文字などへの関心・感覚
  • 言葉による伝え合い
  • 豊かな感性と表現

好奇心

様々なことに興味を持ち、挑戦する。

(例)物との多様なかかわりとの中で、物の性質や仕組みについて考えたり、気付いたりする。(思考力の芽生え)

粘り強さ

目標達成を目指す。

(例)いろいろな活動や遊びにおいて自分の力で最後までやり遂げ、満足感や達成感をもつ。(自立心)

協調性

他の人の話を聞く。

(例)相手に分かるように伝えたり、相手の気持ちを察して自分の思いの出し方を考えたり、我慢したり、気持ちを切り替えたりしながら、わかり合う。(協同性)

幼児期に非認知能力を育てる

幼少期に遊びを通して、非認知能力を培うと、将来の所得にも大きく影響すると言われています。

非認知能力って例えば?

最近よく聞くようになった、非認知能力(non-cognitive skills)。

テストの点数では測れない、意欲や協調性、粘り強さ、コミュニケーション能力といった個人の能力を指します。

非認知能力は広い概念で、点数などの指標で測ることが出来ないため、子どもがしっかりと能力を伸ばしているか、よく把握する必要があります。

外国の5歳児教育はどうなってる?

国際的には、教育開始年齢の早期化がトレンドです。

5歳から進学する国もあり、日本が取り組もうとしている就学前教育プログラムは、世界の流れにも沿ったものと言えます。

幼小連携が大切

諸外国でも大切にされているのが、幼小連携です。

小1プロブレムが起こる背景には、幼稚園と小学校の過ごし方が大きく異なることが挙げられます。

まり

我が家は東南アジア駐在時に、現地のインターナショナルスクールに子どもを通わせました。

幼稚園も小学校も同じ敷地にあるので、勉強が中心となる生活への移行が、とてもスムーズでした。

幼稚園の教育の先に小学校の教育があり、2つがしっかりと繋がっていることが、大切だと感じます。

到達度合いの記録を小学校に伝える

例えばイギリスでは、「乳幼児基礎段階(EYFS :Early Years Foundation Stage)」が設定されています。

その中で、「乳幼児期学習目標(ELG:Early Learning Goals)」が明示されており、5歳児では「EYFSプロファイル」に学習目標の到達度合いを記録しているとのことです。

フランスでも、習得した能力を記載したものが、一年生の担当教員にも伝えられるそうです。

日本における5歳児教育の課題

外国の例を参考に、これからの日本における就学前教育の課題を3つ、挙げてみます。

幼小連携の難しさ

文科省は、「幼保小の架け橋プログラム」の開発・推進を謳っています。

昨今、幼稚園と保育園を合わせた、こども園が増えていますよね。

これはとても良い傾向なのですが、幼保と小学校との連携が、まだまだ取れていないのが現状です。

幼保は家庭で選ぶけど、小学校はほとんどの家庭が決められた地域の公立に入学するからです。

私立の一貫校でもない限り、幼保の先生と小学校の先生が、教育方針をすり合わせたりすることは出来ないでしょう。

幼稚園教諭の待遇改善が必要

良質な就学前教育を行うには、先生の質も重要です。

現在、年長クラスは保育園で30人に1人の先生、幼稚園だと35人以下が規定です。

そんな大人数を見ながら、子どもたち一人ひとりに細やかな教育を行えるのでしょうか?

先生1人が見る子どもの人数を減らし、給料を上げ、しっかりとした教育が出来る体制を整える必要があります。

小学校の教育を変えるべき

令和2年度からの新しい小学校学習指導要領には、スタートカリキュラムの編成・実施が明記されました。

スタートカリキュラムでは、入学当初の一年生に対して、生活科を中心とした関連学習を進めます。

具体的な実施は、各校に任されていますが、GW頃まで1か月間の取り組みがされている例がありました。

今後は、一年生の最初以外でも、机に40分座る授業が減り、探求的な学習が増えていくことを望みます。

日本の教育は変わってきている

現在、都市部を中心に、中高一貫、小中一貫の流れが加速しています。

一貫校は、長いスパンで連携した取り組みが出来るので、勉強面でも生活面でもメリットが大きいです。

実施母体が違うので、幼小一貫は難しいと思いますが、進学先が個人によって違うとしても、幼小連携が進むことを望みます。

また、35人学級へと少人数学級化が進んでいます。

まり

世界的に考えると、25人学級の二人担任制が望ましいですが、徐々にでも進歩があるのは良いことです。

私たち親がこれからすべきこと

入学後のスタートカリキュラムに加えて、検討されている就学前のスタートプラン。

それを踏まえて、私たち親が家庭ですべきこととは何でしょうか?

読み書き計算の先取りではない

注意してほしいのが、認知能力(テストに現れる能力)の前倒しではないということです。

5歳までにひらがなを書けるようにとか、足し算が出来るようにとか、そういう流れではありません。

非認知能力を伸ばし、小学校での学びに繋げる教育を、全ての子どもに格差なく与えるという意図なのです。

「例えどういう施設にいても、どういうところにいてもですね、5歳の1年間は、小学校に上がる前段階として、同じ学びをしていただくことがこれからの義務教育に必要じゃないかと思っています」

萩生田文科大臣
まり

幼児教育に意識のある家庭では、これまで通り、子どもらしく遊びを通して、様々な経験をさせてあげると良いわけです。

家庭でも絵本の読み聞かせ

「ことばの力」に繋がる、幼児期の家庭での取り組みと言えば、絵本の読み聞かせです。

赤ちゃん時代に、一度は絵本の読み聞かせに取り組んだことがありますよね。

幼稚園に入ってから、段々と絵本から遠ざかっていませんか?

年長のうちに読書習慣をつけておくと、メリットいっぱいです。

身の回りの疑問「なぜ?」

「探究心」を育てるのは、身近な物事に対する「なぜ?」という気持ちです。

我が家の一年生の娘はよく、

ストローっていつ出来たんだろう?

なんで1日は24時間なの?

といった疑問を口にしています。

口頭で答えたり、図鑑を読むこともあるし、「情報活用」としてiPadで調べることもあります。

幼児教育スタートプランに期待

生涯にわたる人格形成に極めて重要な幼児期に、非認知能力を高める教育プログラムを実施。

「幼保小の架け橋プログラム」として、全ての5歳児に、生活や学びの基盤を育む、質の高い教育を。

決して読み書き計算の先取りではない、本質的な学びが広がることを、期待しています。

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