「小学生になることを見越して、習い事に力を入れるべき?」
「入学前に勉強習慣をつけた方がいいのかな?」
小学校入学が間近にせまった年長さん。
大切な今の時間の過ごし方を、今年長女が小学校に入学した私が、経験を踏まえてお伝えします。
ずばり、「読書」「時計」「マナー」の3つが大事です。
新しく始まる学校生活で、いいスタートを切りましょう!
年長の1年間はゴールデンタイム
幼児の中でも一番大きい年長さんになると、グッと成長が感じられるようになります。
何かを注意すると、大人顔負けの理論で言いかえしてくることも。
それでも、小学生のように毎日の宿題といったタスクがありません。
時間のある年長の1年間の過ごし方は、とても重要です。
5歳6歳の理解力は高い
年長さんにもなると、身の回りのことは一通り自分で出来るようになります。
お話を記憶することや、集中して聞くこと、自分の意思を文章で伝えることも出来ます。
親がスケジュール管理できる
小学生になると、子ども同士で友だちと遊ぶ約束をしてきます。
学校の宿題もあるし、自立して行動できることも増え、親の管理が及ばなくなります。
入学前なら、習い事のスケジュール、家庭学習も、遊ぶ友だちですら、親がコントロールできますよね。
昼寝もいらず、体力もあって、たくさん吸収できる時期でもあります。
「勉強しなさい!」と言わなくてもいいように、年長の今のうちに、良い習慣をつけたいです。
本を楽しめる子にする
読書好きの子どもになってほしいと思う親は、多いですよね。
そのための第一歩が、絵本の読み聞かせです。
自分で読めるようになっても、まだまだ読み聞かせは大切です。
本を純粋に楽しめる子に育てれば、学力にもつながってきます。
小学生になる前に、絵本から読書の習慣をつけるのがおすすめです。
教科書をしっかり読めれば授業理解◎
読書好きでもそうでなくても、小学生がみんな読む本、それは教科書です。
教科書をしっかり理解できれば、学校の勉強は大丈夫ですよね。
「教科書を読むなんて面倒くさい」と思う子と、「教科書は隅から隅まで読んじゃったよ」という子。
どちらの方が学力がつくか、一目瞭然で後者ですね。
国語力が無ければどの教科も×
教科書を読むのが苦痛な時点で、その教科はどんどん苦手になっていきます。
予習なんてもってのほかだし、復習だって面白くない。
算数でも、国語力、理解力がないと文章題が解けません。
「文章を読んで考える」力は、どの教科にも大切です。
答えのない問題に立ち向かっていく、これからの子どもたちは、特に考える力を身につけていきたいです。
アナログ時計を読めるようにする
1年生で時計の読み方を学びますが、それだけではなかなか身につかない子もいます。
そこでつまづくと、2年生以降も続く時刻と時計の学習で、さらに分からなくなることも…
便利なデジタル時計だけでなく、アナログ時計を家でも教えるのがおすすめです。
時間の感覚が身につく
時計が読めれば、「7時半に出発だから、あと20分ゆっくりできる」と考えることができます。
そして、「20分あれば○○ができる」と、時間感覚がなんとなく身につきます。
最初は、長い針が12にある「ちょうど」と、長い針が6にある「半」の読み方から。
30分がどれくらいの時間かを、体感できるといいですね。
分が読めれば掛け算にもつながる
短い針が読めるようになれば、5、10、15、20、25…と5飛ばしで数えられるのです。
これは、九九の5の段の答えですよね。
2年生で学習する九九ですが、分針の読み方から、掛け算の概念にも自然に触れることができます。
最低限の挨拶やマナーを知る
幼稚園や保育園で、すでに集団生活のルールを身につけていることと思います。
「おはようございます」といった挨拶や、靴を揃えることは、みんな知っていますよね。
今一度、基本に返って、敬語や食事、交通マナーの確認をしておきたいです。
先生や他の大人への接し方
先生に対しては、丁寧な話し方をすることを、教えておく必要があります。
一年生では、まだまだ敬語の使い方は難しいですが、知っておくことは大切です。
お箸の使い方、傘の畳み方など
給食で、決められた時間にお行儀よく食べられるように、お箸の使い方も復習しておきましょう。
横断歩道の渡り方や、イレギュラーなことが起きたときの対処法(周りの大人を呼ぶなど)も、教えておきたいです。
意外と難しいのが、雨の日の傘の畳み方。
登下校でうまく使えるように、練習しておくといいです。
時間のある年長のうちに良い習慣をつけよう
教科書を理解し、自分で考える力をつけるための「読書」。
「時計」を読んで、時間の感覚を身につける。
そして、敬語の導入と、食事などの「マナー」。
憧れの小学校に向けて、時間に余裕がある今のうちに習慣づけをしたいですね。
これからの時代は、正解を答えるだけでなく、自分の考えをしっかり持つことが大切になります。
読書の柱とともに、考える力を伸ばす通信教育をおすすめします。