「年長になったのに、朝の支度に時間がかかる」
イチから全部言わないと動かないし、朝から怒ってばっかり…。
毎日繰り返すことなのに、子どもってどうしてこうもノンビリしてるんでしょうね。
「もうすぐ小学生なのに、こんな調子で大丈夫かな…」
この記事では、小学生と幼稚園児を持つ私が実践してきた、朝の準備イライラ改善ポイントを6つ、お伝えします!
小学校入学に向けて、自主的に動けるようにしていきましょう♪
入学後の生活をイメージする
もう年長なのに、もうすぐ小学生なのに、こんな調子で大丈夫かな
年長さんを持つ親なら、不安に思いますよね。
今から、小学生になった時の生活をイメージしていきましょう。
出発時間の1〜1.5時間前に起きる
7時台に家を出る子が、ほとんどではないでしょうか。
6時ごろ起床すれば、十分準備の時間が取れるはずです。
保育園ではなく、始まる時間が遅い幼稚園だと、どうしても遅く起きる生活になりがちです。
徐々に、早寝早起きをするように変えていきましょう。
時間割などは前日に準備
小学校に入ると、学校のことは前日に準備するようになります。
朝起きてから準備をしていたら、忘れ物をしやすいですよね。
園から帰宅後は、カバンの中身を出す(水筒やお手紙など)、翌日に必要なものをセットする、という習慣をつけたいです。
朝の支度をスムーズに!改善ポイント6つ
私たち大人だって、支度せずに遊べるなら遊んでいたいですよね。
準備を完了しないといけない時間と、その内容や優先順位をしっかり理解しているから、ぐーたらせずに動けるんです。
まだ幼い子どもがスムーズに支度できるようにするには、環境を整える必要があります。
準備が終わるまでテレビはつけない
テレビをペースメーカーにして、上手く支度が進んでいる子どもなら、そのままで問題ありません。
でももし、ぼーっとテレビの前に座っているだけで時間が過ぎてしまう状況なら、つけるのをやめましょう。
朝ご飯は着替えてから→夜ご飯を軽めに
パジャマのまま朝ご飯を食べているなら、着替えてから食べるように変えることをオススメします。
朝ご飯はしっかり食べて登園してほしいので、夜ご飯や食後のデザートの食べ過ぎには十分注意してくださいね。
タイムスケジュールを一緒に考える
朝の支度にはどんなことがあるか、子どもと一緒に書き出してみましょう。
登園までにやらなければいけないことを、子ども自身の頭で整理します。
それから、順番を決めたり、かかる時間を考えたりして、タイムスケジュールにしてみます。
親が勝手に決めるよりも、自分で決めたことの方が守れますよね。
お支度ボードのように可視化する
自分から準備が進まないのは、全体像を把握できていないことが理由です。
タイムスケジュールを一緒に考えたら、紙などに書いて見やすいところに貼りましょう。
朝ご飯を食べる前に着替えて、食べ終わったら歯磨きをして…という流れが、頭に入りやすくなります。
「あとはなんだっけ?」と問いかける
例えば、ご飯を食べ終わって、ソファーでぼーっとしている、おもちゃで遊んでいる時。
「歯磨きもしてない!トイレも行ってない!何もしてないじゃない!」と怒りたくなりますよね。
ここはぐっと我慢して、
あとはなんだっけ?スケジュール見てね~
と声をかけてみます。
子どもが自分で気づいて、自主的に動けるよう、サポートしてあげるのが大事です。
全部終われば自由時間♪
準備が終われば、あとは自由に過ごせる時間を作ります。
おもちゃで遊ぶもよし、好きなテレビや動画を見るもよし。
娘は読書が好きなので、朝はよく本を読んでいます。
年長のうちから本を楽しめるようにしておくと、小学校の授業での理解力に繋がりますよ。
時計を読めるようにしておく
早いうちに、アナログ時計に親しんでおくことをオススメします。
デジタルとは違い、針が動くことで、「5分ってこれぐらい」という感覚が身につきやすくなります。
時間の感覚が身につくまでは時間がかかる
私たち大人とは違い、子どもはまだ時間の感覚があやふやです。
出かけるまでもう10分しかないのに、やっとご飯を食べ終わったところだと、大人は焦りますね。
でも、10分がどれぐらいの長さかという感覚が、まだしっかり身についていないのが子どもです。
あと5分でお風呂に入ろうね
あと10分でご飯にするよ
など、生活の中で時間を感じられる声掛けを、取り入れていきましょう。
もう5歳でもまだ5歳。焦らず、見守って
年長さんは園の中で一番年上なこともあり、「もっとしっかりしてもらわなきゃ」と思いがちです。
記憶力も理解力も良くなり、色々なことが出来るようになっていますが、でもまだ幼児なんですよね。
入学までのこの時期は、時間に余裕があります。
目標:自分で考えて動けるように
しっかり考えて、自主的に行動できる子になってほしいですよね。
年長さんの朝の支度は、今後につながる自主性を養う良い機会です。
入学後の生活をイメージして、忘れ物も遅刻もまだ深刻な結果にならないこの時期に、自分から動くためのサポートをしてあげましょう。
- 準備が終わるまでテレビはつけない
- 朝ご飯は着替えてから→夜ご飯を軽めに
- タイムスケジュールを一緒に考える
- お支度ボードのように可視化する
- 「あとはなんだっけ?」と問いかける
- 全部終われば自由時間♪